下着屋さんにはさまざまなアイテムがあります。
ブラジャーのスリップ、キャミソールやショーツ、ガータベルトなど…
しかし、どれがどういう意図で着用するアイテムかはなかなかわかりません。
なんとなく、ブラジャーをつけて、ショーツを穿いていたり。
なんとなく、「スリップって彼氏に見せるもの」だと思っていたり。
でも実は、下着にはそれぞれちゃんと体のための役割があるんです。
こちらの記事では、下着の分類による用途の違いを解説していきます。
|ランジェリー=下着ではない
下着屋さんのことをおしゃれに言うと「ランジェリーショップ」というイメージですが、実は下着とランジェリーは別のもの。
もちろん伝わればどちらでも良いのですが、一般的に「ランジェリー」と呼ばれているブラジャーやショーツは、ランジェリーの分類ではないんです。
|下着は大きく分けて3つに分かれる
大きく分けると下着は、
・ファンデーション
・ランジェリー
・アンダーウェア
の3つに分かれます。
ここからさらにブラジャーやスリップ、ショーツなどアイテムが分かれていきます。
|ファンデーションは「土台」
まず最初に、体の土台を作ってくれる「ファンデーション」。
こちらで代表的なのはブラジャーやガードルです。
ファンデーションの基本は、「体のシルエットを理想の形に変えてくれるもの」なので、しっかりと補整をする力があるものが対象になります。
〜主な機能〜
・ボディラインを整える
・サポートすることで動きやすくする
・下垂を予防する
・外部の刺激から守る
他にも、ブラジャーのパッドやシェイパー、コルセットやウエストニッパーもその分類になります。
|ランジェリーは「整える」
次に、ファンデーションで作った土台を整えてくれるのが「ランジェリー」です。
ブラジャーと体の間にできた段差を整えてより美しく見せたり、高いデザイン性を楽しむアイテムでもあります。
ここに入るのが、スリップやキャミソールなどアイテムです。
〜主な機能〜
・ファンデーションのラインをお洋服にひびかないようにする
・お洋服を着るときの滑りをよくする(着やすくする)
・透けるのを防ぐ
・汗や皮脂がお洋服につくのを防ぐ
一見「人に見せる用」「気合いが入っている」というイメージを持たれがちですが、実は機能もしっかりしているのがランジェリーです。
スリップやキャミソールの他にも、ペチコートやタップパンツなどもここに入ります。
|アンダーウェアは衛生面で着用するもの
そして最後にアンダーウェア。ここに入る代表的なアイテムは「ショーツ」です。
アンダーウェアは肌を保護する役割があります。
〜主な機能〜
・保湿や吸汗ができる
・汗や皮脂がお洋服につくのを防ぐ
・肌を衛生的に保つ
ここに当てはまるアイテムはショーツ、吸水性の高い綿混などのキャミソールやタンクトップ、ヒートインナーや速乾インナーなどです。
ブラジャーの上に着用するもので綿混の生地の肌にを着用すれば、汗をしっかり吸ってくれます。
逆にお洋服を着るときのシルエットを綺麗にしようと思ったら、ランジェリーを着用するのがおすすめです。
このように、用途によって使い分けることでよりインナーを快適に着用することができます。